私が見た「ブラック企業が離職率を下げるためにとったある方法」とは!

私が見た「ブラック企業が離職率を下げるためにとったある方法」とは!

読売新聞の報道によると「ブラック企業」対策として、厚労省が来年度からハローワークなどを通じて、企業の離職率を公表することを決めたようです。

はたして、この方針がブラック企業の対策となるかどうか、経過を観察しなくてはわかりませんが、少なくとも現時点で考えられるデメリットとして、「辞めたくても辞めさせてくれない」企業が増えるのではないかと思われます。

私が見た辞めさせない会社

今回のように厚労省が音頭をとって、離職率の公表に踏み切る前から、辞めたくても辞めさせてくれない会社ってけっこうあると思います。

これは、私が実際に見た、とある田舎の中小企業で行われていたことなのですが、社名や業種など、詳細は明かせませんので、ここでは会社名をA社としておきます。

A社は、低賃金なのに長時間労働を強いる典型的なブラック企業でした。

さらに、(あまり詳しく書くとばれちゃうので伏せますが)ある違法行為を社員にさせて、その儲けを社長のポケットマネーにしていました。


 

そんなデタラメな会社でしたので、すぐに辞めてしまう人も多く、ハローワークには1年中求人を出していました。

また、せっかく採用しても社長が気に入らないと、嫌がらせをして辞める方向へ持って行くので、離職者の増加に拍車をかけていました。

そんな会社でも、当時は、ちょうどリーマンショックの直後だったせいか、 たまによい人材が間違って入ってくることがありました。

しかし、そのような仕事のできる新人は、A社の実態がわかってくれば当然辞めようとするわけですが、逆にこういった人はなかなか辞めさせてもらえません。

「辞めたい」と言ったら、社長が直々に飲みにつれて行ったり、お寿司屋さん(もちろん回転してない寿司屋)でおごってくれたりと、まるで、接待を受けているような感じです。

使える社員を縛り付ける手口

ごちそうしてもらえるなら、そんなにひどいと言うことではないのですが、本当に怖いのここからです。

もともと、給料が薄給なので、生活に困っている人も多かったり、A社は交通の便が悪いところにあるので、就職しても車がなくて、通勤できないという面接者もいました。

そういう人には、数十万円程度のお金を貸し付けたり、会社で所有している軽自動車を貸してあげたりします。

ブラック企業その時は、「なんて優しい社長さんなんだろう」と感激するのですが、これには彼なりの計算があってのことです。

もちろん、お金を貸したり、車をタダで使わせるのは「使える」人材で、A社としては辞めてもらいたくない人たちです。

彼(女)らは、おそらくA社などで働かなくても他に働き口は見つかると思いますし、実際、条件のよい会社を見つけて移っていく人も少なくありません。

しかし、会社からお金や車を借りている人は、辞めたくても辞められません。

なぜなら、借りていた金を返済するなり、これまでに使っていた車の使用料を精算することを退職の条件として突きつけられるからです。

しかし、薄給ですから、それこそ爪に火をともす生活をしばらく続けなければ、返すことは難しいです。

また、節約するにも社長から頻繁に飲みに誘われたりするので、お金を貯めるのも容易ではありません。

そうこうしているうちに1年が経ち、また1年が経ちとしているうちに、転職する気も失せてしまった社員があの当時で、3人はいました。彼らは今でもあの社長に仕えているのかなと思い返すときがあります。

 

どうですか、にわかには信じがたいかもしれませんが、とある田舎町で本当に存在している会社の話です。

生活に困ったからといって、安易に就職先を決めてしまうと取り返しの付かないことになることもあるので、よく検討して、決めたいものですね。

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