株式会社NEET(ニート)は評判を得ることができるのか?

株式会社NEET(ニート)は評判を得ることができるのか?

さる、11月21日「ニート」だけで構成された株式会社「NEET株式会社」が誕生しました。

この株式会社、メンバー全員がニートで、全員が取締役ということで、全国から集まった175人が参加する、ユニークな株式会社です。

まあ、株式会社の取締役になった時点でニートではなくなるので、正確には元ニートというのが正しい表現かもしれません。

株式はメンバー全員が均等に12株(6,000円)ずつ出資して、代表取締役は1年の任期で交代するそうです。

 

今さら、ニートとは何かを説明するまでもありませんが、一応ちゃんとした定義があるので紹介しておきますと、「15歳から34歳の非労働力人口のうち、学生と専業主婦を除いた求職活動をしていない人たち」のことを指します。

さらにこのニートは以下の2つのカテゴリーに分類されます。

「就職したいという意思表示をしているが、求職活動は行っていない者(非求職型)」と「就職したいという意思表示をしておらず、求職活動を行っていない者(非希望型)」に分類される

日本総研ウェブサイトより

ひとくちに、ニートと言っても いわゆる「ひきこもり」のように全く社会との接点を持たずに来た人もいれば、何らかの理由から失業してしまったりした人もいるわけです。

NEET株式会社と取引するメリットは?

NEET株式会社このプロジェクトは、今の時代の世相を反映してて、とても興味深い試みだと思います。

参加する方にしてみれば、これまでニートという立場だったのが、わずかな出資金で株式会社の取締役となれるのは、場合によっては活動の幅を広げられるよいチャンスかもしれません。

では、もし私たちがこのNEET株式会社と取引するした場合には、どのようなメリットとデメリットがあるか、独断と偏見であげてみたいと思います。

NEET株式会社と取引するメリット

  • 自由な発想で面白い商品やサービスが提供される(可能性がある)
  • 各々が取締役なので、物事の決定がスピーディー
  • 約60万人いるニート市場に支持される
  • 話題性があるので、メディア等に紹介される機会が多い

 

NEET株式会社と取引するデメリット

  • 問題があったときの責任の所在があいまい
  • 何をやっている会社のなのかわからない
  • 取締役が多すぎて重大な検討事項が全然決まらない
  • 結束力が弱いので、空中分解するかもしれない
  • 代表取締役が1年交替なので、管理能力が不安

あくまでも、私の独断に基づくものなので、参考程度にしてもらうとしても、やはり組織としての信用度やこれからどのように評判を得ていくのか課題も多いのではないかと思います。

このNEET株式会社は175人全員が取締役と言うことで、株式は1人12株ずつ(6,000円)を均等に出資する事になっていますが、現状は一時的に432株を代表取締役の慶應義塾大学SFC研究所上席訪問所員の若新氏が持つことになっているそうです。

これは、生活保護受給者などで、株主になれない人のための措置とのことだが、株を持ってしまうと生活保護が打ち切られてしまうからということではないでしょうか?全メンバー175人のうち36名もそのような状況にあるということですね。

一般的に起業すると言うことは、ある意味人生をかけて挑戦することでもあるので、このようなぬるま湯につかった状態の起業家に、はたして、顧客の信頼を得ることができるのかやや疑問に思うところです。

しかし、このような普通ではあり得ない形での起業は、これまでになかった試みなので、もしかしたら、大きく化ける可能性も秘めているわけで、これからの活躍に期待したいところであります。

 

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