
アンチウィルスソフトのメーカーのトレンドマイクロの発表で、iPhoneやiPadなどのiOSを搭載したデバイスをクラッシュさせ、その後、強制的に再起動させるファイルを含むURLがTwitter上のツイートで拡散されていることがわかりました。
この URL に iPhone でアクセスすると、内部的に何らかのエラーが発生し強制的に再起動されます。特に iOS7 では再起動前にブルースクリーン状態となることもあります。
日本ではこのURLを含むツイートは11月8日に最初に現れ、現時点で196件の日本人ユーザーによるツイートが確認されています。
今後もさらに拡大する可能性もありそうですね。
今回のツイートは一般ユーザーによるいたずら目的であるとのことで、即、デバイスに深刻なダメージをもたらすものではないようですが、面白半分にこのURLにアクセスしない方がいいでしょう。
このURLには、MOVファイルといって、QuickTime形式の動画ファイルで、ヘッダ構造が一部欠損している破損ファイルになっています。iOS上では再生できずに再起動を誘発しているものと考えられています。人によっては、再起動前にブルースクリーンになることもあるということで、事情を知らない人はパニックになるでしょうね。
ちなみにMacOSからのアクセスでは何も影響はないようで、普通に動画が再生されるようです。
なので、私のiMacからアクセスしてみましたが、すでにファイルは削除されているようです。
レンタルサーバーはHostGatorなので、アメリカのレンタルサーバーですね。どんな動画なのか見たかったけど、たぶんたいした映像ではないと思われます。
問題の動画ファイルは、たまたまおこった変換エラーによってできてしまったもののようで、予め何らかの意図を持って作成されたものではないようです。ただ、ここから進化して、新しい脆弱性攻撃コードが作成される可能性もあるということなので、iOSユーザーは今後も注意が必要ですね。